岐阜県美濃加茂市における交流センターの提案である。「地域協働型」の交流センターを作ることを通して、「人」「まち」「環境」をつなぐことを目指した。

 コーディネーターを設定しワークショップを行うことで、市やまちづくり協議会からの潜在的な意見がスムーズに反映される設計プロセスを提案した。設計時にワークショップを取り入れることで、その中で育まれた人のつながりが、交流センターの運営やまちづくりに役立てることを考えた。

 池への軸線を核とした活動拠点をつくるため、建物から天乳池までを貫くシンボルロードを設定し、そこが思わず寄ってみたくなる縁日のような住民交流スペースとなることを考えた。また可変的な間仕切りにより、様々なイベントに対応できる計画とした。

 構造は木造とし、県産流通材を用い、小径材の組合せの構造体を提案することで、経済性と地産地消に配慮した。木によって作られた庇やルーバーなどにより、穏やかに環境を制御する建築を目指した。